トランプ大統領が就任演説で言った6つのこと
トランプ大統領が就任しました。
メキシコとの国境に壁を作る! 費用はメキシコ持ちだ! など、とんでもない発言を連発し、Twitterカツアゲで名だたる大企業を屈服させるトランプ氏もついに次期の文字がはずれ、大統領となりました。
わりと無茶苦茶なことを言っているトランプ大統領ですが、根底にある哲学「アメリカ・ファースト」にブレはなかったりします。
放言一発で世界経済を揺るがす大国アメリカのトップ、トランプ大統領は就任演説で何を言ったのでしょう?
以下にある就任演説の邦訳を参考に、気になったキーワードをまとめてみました。
- 1.アメリカ国民(民衆)のための政治を行う
- 2.アメリカのインフラを整備する
- 3.国境を取り戻し、アメリカの製品を買う
- 4.同盟関係を強化する
- 5.他の国々の軍隊を援助してきたが、アメリカの軍隊は枯渇した
- 6.テロリストは根絶する
- まとめ
- 他のトランプ氏に関する記事
1.アメリカ国民(民衆)のための政治を行う
演説の冒頭で、今までの政治はワシントン(ホワイトハウス)が中心だったと断じ、自分の政治は「民衆」のために行うと宣言しています。
今回の演説の基本骨子は、まさにこの主張に基づいています。アメリカ・ファーストのファーストが指す先とは、アメリカの国益や政治家ではなく、国民一人一人なんですよ、ということですね。
トランプを支持した人たちはグローバル主義にうまく乗れなかった白人たち、と言われていますから、その人たちの心に響く(そうだそうだ! と言える)内容を意図したのでしょう。
2.アメリカのインフラを整備する
鉄道や道路など、物理インフラの整備は前にも言っていたので、やるのでしょう。
基本的にトランプの考え方は1980年代のアメリカということらしいので、公共事業で雇用を確保して景気回復! という感じの、昔の日本を彷彿とさせる馴染み深い政策を進めるのでしょうかね。
3.国境を取り戻し、アメリカの製品を買う
これも繰り返しトランプ氏が言っていることですね。メキシコの製品なんて買うんじゃないと。メキシコに壁を作れと。
トランプ氏の人生のハイライトの一つとなるであろう今回の演説では、そこまで過激な言葉は口走っていませんでしたが(笑)。
アメリカの保護主義政策を徹底するという主張になります。これも従来通りです。
4.同盟関係を強化する
とりあえず、日米同盟を基軸とする日本の現状を考えると、悪くはない発言です。ただ、
古い同盟を強化し、新たなものを形づくります
という発言から推測するに、内容は書き換える(そして、おそらくはアメリカに有利なように)と言っているので、今まで通りとはいかないのでしょうね。
5.他の国々の軍隊を援助してきたが、アメリカの軍隊は枯渇した
今までのアメリカが標榜していた「世界の警察」に関する発言ですね。
演説での文脈的にはネガティブな側面で語られているので、やはり世界の警察であることには一定のメスをいれるのかもしれません。
ただ、世界中に展開しているからこそのアメリカの巨大軍隊なわけで、世界から引き上げたとして、アメリカ一国で今の規模をまかなえるとも思えないんですよね。じゃあ、軍を縮小するのか、となるわけですけど、それはそれでアメリカの威圧力が低下するわけですから、それも簡単ではないと思うんですよね。
その威圧力、あるいは世界の警察への畏怖が、アメリカ・ファーストという無茶を通す推進剤なわけですからね。
6.テロリストは根絶する
中東のテロリストはトランプの絶対に許さないリストに入っているようで、根絶という強い単語で否定しています。
ただ、演説の端っこに申し訳ない程度にたされているだけなので、それほど強い想いも明確なビジョンもないのでしょう。とりあえず、言っておこう的な。
テロとの戦いは進めるようですが、方針は今までから大きく変わるかもしれません。オバマ政権とロシア側では援助するグループが異なるため、対立関係にありました。トランプ大統領は「ロシア推し」なので、ロシアの方針に乗り換える可能性があります。
まとめ
演説の内容としては、基本的に今まで言っていた主張
- アメリカ優先で考える
- 全ての他国との条約(契約)はすべて見直す
を(トランプ大統領にしては)お上品な言葉で繰り返した内容となります。そういう意味では、あいかわらず、ブレていないですね。
というか、それ以上に言えることが、ないのかもしれません。まだ具体的な計画は特にないのでしょうね。
それゆえに、この就任演説による世界経済への影響は少ないでしょう。
どちらかというと、その後に発表されたTPP脱退やオバマケア廃止のほうが影響があるかもしれません。ただ、それらも以前からトランプ大統領が就任前から言い続けていたことなので、各国としては織り込み済み、想定の範囲内でしょう。
トランプ旋風が吹き荒れるのはこれからだと思います。
アメリカ・ファーストとは、どれほどまでにアメリカ・ファーストなのか。アメリカは各国にどれほどのものをつきつけてくるのか。
トランプ大統領が外交を活発化させたときこそが、本当の波乱が始まるのでしょうね。
他のトランプ氏に関する記事
抜歯してから二週間の感想
抜歯をした、という記事を以前、書きました。
歯医者で「抜歯!」と言われると構えちゃいますよね。私もうげぇと思ったわけですが(その決断の顛末は上記の記事にあります)、抜くことにしました。
抜歯しよう! と言われてびっくりしたり迷う人も多いと思うので、「私の場合の」心の動きを書いておきましょう。
抜歯を提案された日
歯並びを悪くしている歯が虫歯になっている、とのここでした。通常の歯は
□ □ □ □ □
こんな感じなのですけど、私のその辺りの歯は
□ △▽△ □
こんな感じになんていました。確かに、ここは歯ががちゃがちゃしていて、すごく磨きにくかったんですよね。
虫歯になったのは真ん中の▽で、これを治療せずに抜いて
□ △ △□
という感じにして磨きやすくしましょう、というのが歯医者さんからの提案でした。
普通の歯だったら「ちょっと待て!」と言いたいところですけど、そこの歯が邪魔している、というのは別の歯医者さんでも言われたことがあるんですよね。
というわけで、歯を抜くことに同意しました。
歯を抜いた当日
歯を抜いて、
△▽△ が △ △
になりました。上下の噛み合わせ的には使っていない歯で、かつ、外からは見えない歯なので、ほとんどデメリットはない、という話でした。
でも、終わった後は、後悔の嵐でしたね。
まず、歯を抜いた場所。
当たり前ですが、そこに何もなくなるので、びっくりするほど、すっかすかなんですよね。たかだか歯一本ですけど、そこにあったものが、ない。これはけっこう精神的にきます。
しかも、そこって、ぽこっとへこんでいるんですよ。今まで歯が食い込んでいた場所ですからね。
さらに追い打ちがありました。
当日は食事禁止だったので(食べる気もわかなかったので)、そのままスルーしましたが、翌日、ラーメンを食べたんですね。
細麺のやつを。これがいけなかった。
今、歯の状態はこんな感じです。
△ △
外から見た歯並び上はほとんど隙間はないんですけど、わずかに1ミリほどの隙間があるんですよね。
そのわずかにできた隙間にすぽんすぽんと細麺が入ってくるんです。
細麺レベルだと、噛めないんですよね。これはもう、ものすごくショックでショックで。
また、それなりに形のあるものは噛み切れるんですけど、隙間にがんがんと物が詰まっていくんですね。また、歯茎もへこんだ状態ですから、さらに詰まる。
不便すぎて、これは大変な決断をしたんじゃないか、失敗したんじゃないか、と激しく後悔しましたね。
抜歯後一週間〜二週間
そんな重くのしかかった後悔ですが、日に日に解消されていきました。
びっくりしたのは人体の超回復ですね。
まずへこんでいた歯茎がもりもりと盛り上がり、回復していきました。抜いた傷があるので、まだざらっとしていますが、歯茎の存在感的には問題ないレベルです。
あと、微妙に前後の歯が動いたように思います(気のせいかもしれませんが)。
抜いた直後は
△ △
の隙間に舌を通すと1ミリくらいの隙間があり細麺の侵入を許していましたが、今では歯と歯が微妙に接近して隙間が狭まり、そうそう物の侵入を許さなくなりました。
歯茎の盛り上がり+隙間の縮小のおかげで、常識のレベルで物が詰まるくらいまで落ち着きました。
もともと歯並びが悪く物は良く詰まっていたので、歯が磨きやすくなった(=詰まったものを取り除きやすくなった)ことを考えれば、充分に我慢できるレベル です。
というわけで、今のところは、特に歯を抜く前と変わらない生活を送っております。
まとめ
歯を抜く、というのは決断のいる話です。まあ、神経を抜くレベルですらびびるのですから、抜くって。抜くって。
私はいらない歯を除去する、という話だったのでシンプルでした。ただ、普通の使っている歯を除去する、となると話は変わるでしょう。
私の友人は歯茎が痛くて歯医者に行ったら「歯を抜こう」と言われたそうですが、断って様子を見ることにしました。しばらくしたら痛みが収まって、特に不自由なく暮らしているそうです。こちらは慎重に事を進めてよかったケースですね。
歯を抜いたほうがいい、と医者が言う場合、それなりの理由があると思いますので、理由を確認して慎重に判断するのが肝要でしょう。納得できるなら承諾し、納得できないなら断る。なぜなら、永久歯はもう生えてきませんからね。
私にとっていいことは、歯に対する意識が高まったことでしょう。もう歯は一本も失いたくない! という気持ちになったので、なるべく虫歯を作らないような生活をしています。
三日坊主にならなきゃいいんですけど(笑)
【エディタ探訪】Hagoromoを買ってみた
私はシステムエンジニアであり、プログラムを組むことが好きです。そして、文章を書くことも好きです。
そういう人種はエディタを愛していて、自分にフィットするエディタを手に入れさえすれば、人生のステージが上がると信じています。もちろん、私だって例外ではありません。
そう、私はエディタを愛しています。運命的なエディタを探しています。つまりそれは、まだしっくりくるエディタと出会えていないということです。
そんな私のアンテナに引っかかったのがMacの「Hagoromoエディタ」。ネットの紹介記事を見ていたら、これは! と思い衝動買してしまいました。
というわけで、インプレッションを書いておきます。
Hagoromoエディタって?
本家サイトはこちら。
appStoreで2200円で売られているアプリとなります。
ネットを眺めていると、小説のような長文書きを趣味としている人の偏愛ぶりを多く確認できます。愛好者がいる、という点で期待が持てそうです。
Hagoromoエディタの特色は以下の通りです。
- 縦書きが可能
- フルスクリーン入力が可能
- 入力した「文字数」をリアルタイムに表示
- アウトライン構造による文章作成
- 見出し一覧をクリックすると当該箇所へジャンプ
エディタとして求められる機能がそつなくまとめられている印象です。
Hagoromoエディタを購入後の印象
個人的にエディタへの感度が高まるのは、アウトライン機能と見出しによるジャンプ機能を見つけたときです。
文章内のあっちいったりこっちいったりを簡単にしたい、文章の全体像を把握したい。それが私の願望となります。
その2つを満たしている、わりと評判のいいエディタ。
とうわけで、購入しました。
結論から言うと、アウトライン機能や見出し機能はまだ熟成中という感じですね。
アウトライン機能はMarkdownの#のように特殊文字を打ち込むと段落として認識する、という感じではなくて、「子を追加する」などのようなアウトライン用のコマンドを発行すると、インデントが一段下がった入力枠が作成される、という感じです。
なので、文章をマークアップしていく、というより、アウトラインの枠内に文章を埋め込んでいくという印象があり、少し窮屈さを感じてしまいました(慣れの問題かもしれませんが)。
個人的には、小説のように「第一章」>「本文」のような2レベルくらいのシンプルで固定的なアウトラインには充分だけど、それより複雑で可変的な構造の文章を扱うにはユーザーの習熟が必要という印象です。
ただ、それはそれほど大きな問題ではありません。そういうものだと思えば、それはそれで他の使いようもありますから。
個人的にいただけなかったのはジャンプ機能です。
まず、アウトライン機能ですが、アウトラインというだけで見出し一覧(ブックマーク)には登録されません。自分で登録しないとダメなのですが、この時点で面倒です。
一応、アウトラインを一括登録する機能はあります。それでも、アウトラインを追加するたびに自分で一括削除>一括登録しないといけない点は変わらないので、あまり幸せではありません。
さらに頑張って登録したとしても、なぜかファイルを保存後に閉じて、また開いたときには見出し一覧(ブックマーク)の表示がブランクに戻るという妙な挙動を起こします。
ファイルを開いた後に見出しの追加を行うと、保存時点でのブックマークも再表示されるので、どうやら初期表示がミスっているように見えます。バグっぽい挙動(バージョン1.13時点)なので、正直、どうなのかな、という感じです。
あと、今のところ、アプリを落とすときにしか出ていないのですが、不正終了エラーがちょいちょい出ています。入力最中に落ちたら、と思うと少し怖く信頼を置けないところがあります。
縦書きエディタとして有用なのだろう
残念ながら、アウトラインやジャンプ機能を重視する私としては、あまり良い買い物ではありませんでした。
ただ、愛好家がいるのは嘘ではなく、それゆえにこのエディタには光る部分もあります。
- シンプルなアウトラインなら充分
- 日本語による縦書き表示
このベクトルは、やはり小説を書く人向けなのでしょう。
特に縦書きでなければ文章が書けない! というMacユーザには数少ない選択肢ではないでしょうか。ひたすら縦書きで文字を打ちたい! という人には試す価値があるアプリかもしれません。
はてなブログのトップページに、記事の全文を出さない方法
はてなブログのトップページは、デフォルトのままだと記事の全文が表示されます。
そのままだと先頭の記事が全画面を占めてしまいます。
でも、できれば複数の記事を紹介したいわけです。
最も簡単な方法は記事に「続きを読む」を設定し、以降の記事内容を閉じてしまうことです。方法はとても簡単で、はてなブログの場合
このアイコンをクリックすると、moreタグが記事に追加されます。そこが「続きを読む」の起点となり、以降の記事はトップページに表示されなくなります。
ただ、設定してみると微妙なんですよね。
問題は「続きを読む」がしょぼい文字列リンクだったことです。いやー、これは目立たせないとダメっしょ? みたいな。読者、そのリンクに気づかずに帰っちゃうよ? みたいな。
というわけで、続きを読む、を目立たせる方法を探しました。
「続きを読む」を目立たせる方法
同じことを考える人は多いようで、すでに先人はたくさんいます。分かりやすかったのは以下のサイト。
ここで紹介されている「ノーマルタイプ」のサンプルを以下にぺたっと貼り付ければOKとなります。
「はてなブログの設定>デザイン>カスタマイズ(スパナのアイコン)>デザインCSS」
他サイトの内容を紹介するだけで終わるのも何なので、ここでは上記のコードのカスタマイズ方法について紹介します。
「続きを読む」を目立たせる方法、のカスタマイズ方法
基本的に、いじって意味がある部分は以下のとおりです。
ボタンが大きすぎる、と思うのなら、width, height, font-sizeを小さくしましょう。ボタンの丸み系の設定は、30pxだとかなり丸くなるので5pxあたりで止めると、少しだけ設定できます。
※1の色は以下のサイトを見て、その色にあったものをコピーすればよいです。
私が個人的に設定したのは、以下のとおりです。
設定してみて、違いを確認してみるといいかもしれません。
わりと気に入る設定を見つけたのですが、しかし、私は使いませんでした。それは別の方法で、トップページの記事表示を制限する方法があったからです。
トップページの記事表示を制限する、別の方法
それはarchiveページを開くことです。ちょうどいい感じに、省略した記事を表示してくれます。具体的には
という感じに表示されます。方法はいろいろとあるようで「はてなブログ archive」と検索すると、先人たちの叡智を確認できます。
とりあえず、私が採用したのは以下のページ。
ここのサイトにある「方法①ブログタイトルのリンク先をarchive形式に変更」のコードを以下に貼り付けます。
「はてなブログの設定>デザイン>カスタマイズ(スパナのアイコン)>フッタ」
これは特にカスタマイズするものではないので、そのままで貼り付けでOKです。この状態でブログタイトルのリンクをクリックすると、archiveページに飛ぶようになります。
利用者の動線としては「Google検索から各記事にくる>興味を持てば、ブログタイトルをクリックでトップページ確認」という流れかと思いますので、当面は充分です。
はてなブログのカスタマイズはいろいろあるみたいなので、他にも調べていきたいものですね。
2016 嫁に見せたアニメと、その感想
うちの奥さまは「ナルト」と「進撃の巨人」が大好き、と公言しています。
昔から少年マンガに抵抗がない、というか大好きだそうです。それならと、いくつかアニメを一緒に見ました。せっかくなので、その反応を簡単にまとめておきます。
うしおととら
奥さま評価:○
もともと、うしとらが好き、と奥さんが言い出したので、アニメを見ることになりました。これは奥さん、すごくハマっていましたねー。炸裂するとらのツンデレっぷり「くそ! お前はわしが喰うんだ! 死ぬんじゃねえ!」みたいな(笑) がすごくお気に入りだったようです。
最後の白面の者との激闘は、毎週毎週すごく楽しみにしていましたね。
「まぜるなー! きけんだー!」のOPはうしとらの世界とぴったりハマっていて、それもすごく気に入っていました。
逆転裁判
奥さま評価:☓
私が同名タイトルのゲームが好きだったので、見ることになりました。が、奥さまには大不評(奥さまはゲーム版の逆転裁判は未プレイ)で、最後まで見ることなく終わりました。
曰く「弁護士の友人がいるけど、こんなんじゃない!」とのことでした。いやー、そこはフィクションなんだけどー、とは思ったんですけど、入り口で違和感を覚えるとダメですよね。
アルスラーン戦記 風塵乱舞
奥さま評価:△
奥さまが作者の田中芳樹を知っていたので(読んだことはない)、一緒に視聴。特に拒絶反応もない代わりに、すごく面白そうという感じもなく、淡々と見ていました。
ストーリー的にも盛り上がる部分ではなく、つなぎの部分だったってのもありますが。
ワンパンマン
奥さま評価:○
これはすごく面白がっていましたね。
いろいろと誤解されがちな最強ヒーローで主人公のサイタマが、ワンパンチで相手を沈める痛快さに夫婦揃って酔いしれていました。ワンパンチの爽快感と、きめるときにはきめる感じがたまらない様子です。
僕のヒーローアカデミア
奥さま評価:○
連続ヒーローものだ! というわけで、そのまま僕のヒーローアカデミアを見ました。タイバニ+ワンパンマン+ナルト=ヒロアカ、みたいな感じで、うまく既存作品のいいところをミックスさせた作品です。
ぼろぼろの体でもみんなを守るために強ぶるオールマイトの姿と、一撃大破のワンパン野郎デクくんがたった一発の大技でどうピンチを切り抜けるのか、という点が非常に熱く、私も奥さまも大興奮。
「次! 次!」と凄まじい勢いでリクエストされ、録画分があっという間に消えました。
JOJOの奇妙な冒険 第四部
奥さま評価:○
もともと「JOJOは絵柄がねえ。。。」と否定的で読んだことがないそうです。
開始早々もあまり興味がなさそうでしたが、だんだんと個性豊かなスタンド使いの姿や、決して仲間を見捨てず、苦境に立ち向かう仗助の姿に惹かれていったのか、ぐいぐいとハマっていきました。
吉良吉影との最終決戦も非常に熱く、終わった後「第三部も撮りだめしているけど、見る?」と言ったら、ふたつ返事で「見たい!」とのことでした。
ガールズアンドパンツァー
奥さま評価:△〜○
「有名なガルパンを見てみたい」という奥さまのリクエストで視聴。
本格的に戦車道の戦いが始まってからは、けっこう集中的に見ていました。次々と仲間の戦車が倒されていきながらも、肉を切らせて骨を断つ的な戦術で紙一重で相手を倒してく様は楽しんでいたご様子です。
割と気にいっていたようですが、そこまでブレイクした感じはない? という様子です。ふつうに楽しんでいた、って感じでしょうか。
「いやー、男子の好きそうなものが全て詰まっている作品だねー」とのことです。
魔法少女まどか☆マギカ
奥さま評価:○
年末に連続放送されていたのを録画して視聴。最初は「まどまぎ? 知らないなー」という様子で第一話も「うーん、わからん」という感じでした。が、第二話キャラクターと世界観が頭に入ってからは「気になる! 次!」みたいな感じで一気に、ノンストップで全12話を完走しました。
奥さまはまどマギの前提知識のない人なのですが、キューベーについては第二話の時点で「こいつむっちゃ悪魔やん!」と言い切っていたので、人を見る目の鋭さに脱帽しました。願いを何でも叶えてやるから、僕と契約して〜というくだりが露骨すぎたそうです。
あと「まどか」にはけっこういらいらいしていたようで、「魔法少女になって自分も戦うか、一切手を引くか、どっちかにしなさい! 中途半端はダメ!」と手厳しい意見を述べておりました。
全体としては大満足だったようです。だんだんと本性を出していくキューベーによるストーリーテリングがよかったのかもしれません(笑)。
バルミューダ炊飯器サイトの「開発ストーリー」が面白い
トースターに革命を起こしたバルミューダが、ついに炊飯器を出すそうです。何というか、すさまじく期待値が高まります。
紹介サイトがこちら。
この紹介サイト、オシャンティーな造りなんですけど、よくよく文章を読んでいくと、けっこう変なことを書いているんですね(笑)
特に「ストーリー」という項目がすごく味わい深いです。
おいしいごはんの秘訣は!
まずは、おいしいご飯の条件とはなんぞや、というのが一丁目一番地であります。
というわけで、調査班が一ヶ月もの時間をかけて調べ上げ、その秘密をついに解き明かします。
「おいしいごはんの1番の秘訣は、炊飯方法よりも、高いお米です!」
いや、知ってるからwww 調べんでも、それ、みんな知ってるからwww
ていうか、それを方針とするなら、炊飯器そのものが、否定されていますよね。
でも、それが次の方針を決定づけてしまいます。
私たちは大事なことを忘れていたのです。
それなら、ご飯をおいしく炊くより、おいしいご飯を瞬間冷凍して、解凍専用の電子レンジでチンすればいいじゃないか! と結論にいたり、研究をすすめていくんですね。
液体窒素まで持ち出して、急速冷凍の実験を行うと。
でも、ある日気づいたらしいです。
私たちは大事なことを忘れていたのです。解凍したごはんよりも、炊きたてのごはんの方がおいしいということを。
知ってた! 知ってたよ、それも!w
なぜそこに、ようやく気づくんだ、バルミューダ!www
オシャンティーな背景画像の脇で淡々と語られる、微妙に狂気をはらんだ散文がなかなか笑わせてくれます。
でも、バルミューダの本気はここからだったんですね。
バルミューダ、パナソニック先輩に喧嘩を売る
ようやく正道に戻ったバルミューダは炊飯器開発に着手。そして、ある事実に気づくのです。
開発の途中、土鍋や羽釜のごはんは、炊飯中に踊っていないことを発見。お米が踊るということは、せっかくのエネルギーが運動に変わっているということにもなります。
お米が、踊るのは、無駄?
なんと。
おどり炊き、全否定!!!
「おどり炊き」といえば、パナソニックなわけです。もう、その、踊って炊くさまを、無意味だと大上段に切って捨てているわけです。
これはもう、挑戦状ですよね。バルミューダから、既存の炊飯器たちへの。「駆逐してやる!」そんな意気込みすら感じます。
攻めてますよね。それほどの自信作なんでしょうか。
で、買うの?
お値段が、税込みで4万5000円くらいなんですよね。金額的にはお高いですけど、炊飯器の価格帯って10万オーバーもごろごろしているので、価格帯としては中間ライン。買い求めやすい金額ではあります。
我が家の炊飯器は、奥さんが独身時代から使っていた定価8000円もしないであろう、ローエンドモデル。
というわけで、おっかなびっくり奥さまに相談してみると。
奥さま>いいんじゃない? 買っても。
と、満更でもない様子です。
バルミューダ炊飯器には保温機能がない、という点については「保温機能がないのは売れないかもねー」とシビアに評価していましたが、我が家では保温機能を使わないので、当面は問題ありません。
さて、あとは心を決めるだけですが、どうしたものでしょうか。
歯医者で虫歯を抜いてきた話
話は一ヶ月ほど前に遡ります。歯の右側が全体的に痛くなったんですね。ずきっ! とか激しいものではなく、なんだかじんじんと静かに痛む。
こりゃ、あかん。
と思って、歯医者にいったわけです。
そうしたら、何か歯科大学出て2年めくらいの若者が「あー、こりゃ、神経ぬいたほうがいいですね」と言ったわけです。
いつも思うんですけど、どうして歯医者ってのは、こじゃれた喫茶店で紅茶でも嗜もうという気軽さで、神経を抜きにくるんでしょうね?
まあ、致し方ない、と思ったわけですが、ちょっと次に通うまで間が空きそうだったんですね。また、今はそれほど痛くなかったので、とりあえず、その場は何もせず、次よろしくね、と言って帰ったわけです。
家に帰ったら、嫁がぷるぷる震えた
「治療はまた今度にしてもらったよ」と奥さまに報告したら、奥さまが震えだしまして。「痛いんだから、早く治療したほうがいいんじゃないの?」と。
そんなに焦んなくてもいいんだけどなー。
そう思いつつも、不安がる細君を放置するわけにもいかず、即座に予約を入れ直して、数日後にリベンジしたわけです。
そうしたら、前の若造とは違い、アラフォーくらいの先生がいました。
「別に神経を抜いて、治療してもいいんだけど」
先生はじっと、レントゲンを見て、こう言ったのです。
「歯を抜こう!」
まるでピクニックに行ってサンドイッチを食べよう、というように。
抜歯のススメ
ポイントを整理すると、以下のような感じでした。
- 治療対象の歯のせいで、そこは歯並びが悪い
- よって、前後の歯に食べ物が詰まりやすく、歯が磨きにくい
- その結果、そこは虫歯になりやすい
- 下との噛合せでも、その歯は使っていない。
つまり、神経を削ってまで残す価値がない、とのことです。
先生のご指摘のとおり、そこだけ歯がぽこんと横にハミってるんですよね。おかげで、そこの歯並びは魔のバミューダ・トライアングルを形成していて、物は詰まりやすいわ、ブラシッグは難しいわで、虫歯の温床になっている場所です。
以前も、別の歯医者で、そこはヤバい、と指摘されたんですよね。そのときは虫歯とかではなかったので「何かあったときに考えましょう」で終わっていました。
その、何かあったときがきたのだなあ、と。
意外とすんなりと「じゃあ、抜歯でよろしく!」と答えていました。
抜歯当日
というわけで、一週間後に歯を抜くことになりました。
抜歯作業を順番に書くと、こんな感じです。
- 抜く歯の周辺の歯茎に麻酔注射を打つ
- 針がちくちくする。たまに苦い汁(麻酔薬)が垂れる
- そのまま10分放置される
- 歯茎がぴりぴり麻痺する
- 先生がやってきてペンチを口に突っ込み、歯をぐりぐりとし始める。
- ぐぐーっと力がかかってくる&メリメリと嫌な音がする。
- きゅぽん!(実際にこんな音はしない)
ちなみに、お値段は1000円ちょっととやすかったです。
正直、抜くこと自体はたいして痛くないです。抜いた後、麻酔がきれると痛みだしますが、鈍痛という感じで、それほど激しくはないです。それも12時間弱で痛みもおさまりました。痛み止めもくれるので、最悪の場合はそれを呑めばいいですね。
どちらかというと、抜き終わった後の違和感がやばいです。
- 今まで歯のあった場所にぽっかりと空間が空いている。
- というか、歯茎そのものがへこんでいる
バミューダトライアングルの一角が崩れたわけで、歯はすっきりしたのですけど、逆にすかっとしすぎていて、あれ、ここの残った歯たち、これからやっていけるの? という漠然とした不安がありますね。
強く噛んだら、何だかぐらぐらしてすぐ抜けちゃわない? みたいな。
いったい、いつになったら慣れるんだろう、と少し不安になります。
注意事項としては、当日の入浴、飲酒はNGとのこと。また、歯茎の肉が盛り上がってくるまでには2ヶ月ほどかかる、とのことです。
で、後悔しているの?
どうなんでしょうね?
痛くて仕方がない歯だったら抜いてくり! という感じなのですけど、抜いた当時は特に痛くなかったですからね。
それに、選択肢としては神経を抜いて残す、という手もあったわけです。
何か、抜いたのはちょっと早計だったのかな? と思わないでもないですね。ぎりぎり限界まで粘ったほうが良かったのかも、とか。歯は生えてこないですから。
とはいえ、当該箇所が歯を磨きにくくて、問題を抱えていたのも事実です。
なので、後悔、というより、判断の正しさに迷いがある、という感じですね。
ただ、その答えが出るのは10年後20年後のことでしょう。もう抜いてしまった以上、ここは割り切って、楽観的にいくしかないですね。
歯を抜いてから2週間後の記事はこちら
【開封の儀】ケンタのお重(梅)を食べてみた
今日はチキンとビールでお家フェスじゃ!
元旦にそう思いまして。
そこでKFCことケンタッキーにチキンを買いにいったら「ケンタのお重」というのがあり、衝動買しました。意外と立派な飾り箱に感動したので、開封の儀です。
注文したのは「ケンタのお重(梅)」。お値段は2000円です。
- オリジナルチキン4
- えびパリパリフライ1
- クリスピー(骨なしチキン)
- ビスケット
- ナゲット5
- ポテトL
立派な箱ですねー。
2段重ねで意外と高さがあります。何と缶ビールよりも高い。
分離!
上の段は蓋がついたままですが、蓋を取り除くと下の段と同じ感じになります。
下の段には、ケンタのチキンがっ!
実は今までケンタのチキンを食べずに生きてきたのですが、想像以上に大きいですね。
6個くらい言っとくか! みたいに言ったら、奥さんが「いやー、2個も食べれば満足だよ(白い目)」と言っていたのは正しかったです。
上の段の蓋を乗り覗くと、その他小物群があります。全てを映すことはできなかったのですが、他はチキンナゲット、えびパリパリフライ、クリスピーとなります。
ちなみに、ポテトの横のわっか状の食べ物は、本当ならビスケットなのですが、驚きの品切れ! とのことで、代替品になりました。ビスケットを楽しみにしていた奥さんは、ビスケットがないと言われて、目が死んでいました。
で、お味は?
鳥だ! 油だ! 以上! みたいな感じです(笑)。
まさに、たまにある油を大量に摂取しながらビールをがぶ飲みしたい症候群への対処療法としては最適です。
奥さんが「生レタス+マヨネーズ」を用意したのですが、これが、すごく味リセット役として最適でしたね。さっぱりしたものを何か用意すると、バランスが良くなると思います。
レッツ・パーリータイム!
スーパーマリオランは失敗なのか?
appStore内での、スーパーマリオランの売上順位がガンガンと落ちています。12/29現在では37位。飽きた飽きたと言われるポケモンGOにすら大きく水を開けられている現状です。
無料でできる、3ステージのカラーコインを全部(赤、紫、黒)とるところまでは遊びました。個人的には面白いゲームだと思うんですけどね。
とはいえ、課金はしませんでした。課金したらしたで値段分以上は絶対に楽しめると思ったのですけど、まあ、3ステージを遊びきって、それなりに満足してしまったので。
市場では失敗扱いされているみたいなんですけど、実際はそうでもないよなーと思うんですよね。この結果は、売り切りゲームとしては全く悪いものじゃないんですよね。他のゲームに比べれば充分にスコアは高い。
売上高的には普通のマリオに劣る、という見方もありますが、マリオって、だいたい任天堂の新型ゲーム機の先陣を切る作品だから、新しいことをやりまくっていて、だいたい開発費が高そうなんですよね。でも、今回のは丁寧に作ってあるけど、それほど野心的な作品ではないですし(既存あるものの組み合わせですよね)、そこまで開発費は高くないんじゃないかな、と思います。
なら、それなりに売れただけで上々でしょう。さらに、android版の公開も控えていますから、まだ売上は伸びる余地もある。
でも、やっぱり、据え置きゲーム界の最後の大物、任天堂というブランド、あと、ポケモンGOで期待値が高まりすぎてしまったことを考えると、失敗、と言われるのも仕方がないのかな、と思いますが。
無料ストア戦略で出しつつ実は有料戦略が悪かったのか?
AppStoreのコメントで目立っているのが「無料って書いてあるのに実質有料じゃないと遊べない! ふざけんな!」という書き込みですね。
売り方として、私自身は「体験版部分を無料として公開し、実際は有料」というやり方は別にいいんじゃないかな、と思います。ただ、世の中的に意外と受けが悪いみたいですね。
おそらく、ソシャゲーの売り方が、スマホゲームのトレンドになっているからでしょう。
ソシャゲーは無料で(非効率でも)一応、全て遊べますからね。それと比べると、マリオランは序盤を少ししか遊ばせてくれないので、サービス精神が足りない感じに見えるのかもしれませんね。
でも、問題はそこじゃないと思うんですよね。
遊び方がわかりにくい
この遊び方というのは、操作じゃないです。操作自体は本当にシンプル。ぽんとタップすればジャンプ。その通り。これ以上にない、わかりやすさです。
でも、マリオランをどうやって楽しんで遊ぶのか、という点が本当にわかりにくい。自分も初見は「は? なにこれ? クソゲー?」と思ったもので。
このゲームの遊び方は、各ステージだけでも
- 赤コインを集める
- 紫コインを集める
- 黒コインを集める
- コインのハイスコアを目指す
なんですよね。体験版として遊べるのは3ステージですけど、それぞれの遊び方を組み合わせると、3*4=全12ステージも楽しめます。正直、充分なボリュームですよね。
ただ、初見でいきなり、そのカラーコインを集めることへの意識までたどり着きにくいです。
今までのマリオってクリアするのが目標だったのもあって、そんなことまで気が回らない。そう言えば、色の違うコインがあったなーとか、取ったら右上に表示されていたなーとか、そんな記憶から、集めてみたらどうなるんだろう? という結論までいたらないといけない。
でも、そこまでなかなか気づかないですよね。
ゲームとしては、コインを取るのが難しいのであって、クリア自体はまったく難しくありません。適当に安全地帯を走り抜けて3ステージをマッハクリア。は? なにこれ? そう思われても仕方ないです。むしろ、マリオが好きに動かせない分、普通のマリアよりもクソゲー認定されるまであります。
で、アンイストール。
せめて、カラーコインを集めることへの導線を、もっとはっきりゲーム内で示すべきだったのではないでしょうか。
でも、カラーコインに気づけても、それをしたいと思うかはまた別なんですよね。
結局ゲーマーズゲームすぎたのが、ミスマッチなのかも
コインを集めること自体が、かなり精密な操作が必要で難しい。正直、それなりにゲームをやりこんでいる人でないと厳しいだろうな、と。
ゲーム性ゼロのポケモンGOに対する反発と思えるくらい、マリオランはゲームしています。ハイスコアを目指せ! なんてごりごりのやりこみゲームですよ、これ。
そもそも、コインを集める=自分の技術の承認欲求を満たす、というシステム自体が、ゲーマー向けすぎて、普通の人がそれをやりたいか、と思う問題があります。
結果、ポケモンGOで取り込んだカジュアルゲーマーに受けなかったのでしょう。カジュアル層が軽く遊ぶには、ちょっとマリオランは重いです。
このあたりが、スーパーマリオが期待されるほど伸びなかった原因ではないでしょうか。
わたし自身はきらいじゃないんですけどね。
カジュアル層に広く浅く売るのがスマホゲーの売り方なので、そのあたり、重課金にはしたくない任天堂が、どのような次の一手を打つのか楽しみですね。
それとも、ダークサイドに落ちたりして。
映画「君の名は。」は、いい感性チェッカーですね
大ヒット上映中の「君の名は。」。
面白い、という人もいれば、あれ? そうでもないんじゃね? という人もいます。
大ヒットしている作品は色々な人の目に触れるので、賛否両論なのは仕方ありません。ただ、他の人気作品と比べると賛否の比率がわりと真っ向からわかれている感じがします。
おそらく、君の名は。、を受け入れるかどうかって、この映画の1シーンをどう思うかじゃないかな、って思うんですね。
ネタバレを避けるためにぼかして書きますが、こういうシーンがあります。
お互いにとある情報を交換してメモしあうんですよ。で、そのメモを持って別れるわけですけど、ヒロインがそのメモを少し経って落ち込んだときに偶然、見るんです。
そうしたら、励ましの言葉が書いてある、と。交換しようとした情報ではなかったと。
でも、それで女の子は元気を出して、もう一度、頑張ろうとするわけです。
そのとき、「ぐわああああああああ! 鳥肌!」って感動する人と、「いや、違うやん。約束した内容のことを書けよ。何、関係ないこと書いてんねん」とか「いや、そのメモをどうして、すぐ見てないんだよ、おかしいだろ」とツッコミが頭によぎる人、2種類いる人がいると思うんですね。
もちろん、前者が「君の名は」は傑作だ! という人たちです。逆に「きもっ!」と思う人は微妙なのでしょう。だいたい全編こんな感じのノリなので。
なので、自分がどっち側の存在なのか、自分の感性を試すにはちょうどいい作品です。
君の名は。、は全体的にシーンの盛り上げに気遣っている印象があります。とにかく盛り上がればいい! こまけーことはいいんだよっ! 的な。
なので、そこが気になる人には、うーむ、話に入り込めない。的な感じになるのではないかなー、と思うわけです。ただ、少なくとも、その演出重視の勢いにハマる人も多いわけです。
全員が納得できる凡庸な作品よりも、多少の無理があっても勢いで押し切る作品のほうが、メガヒットの可能性は高い、ということでしょうか。大事なことは「演出」です。
宮﨑駿御大は、前にテレビでこんな趣旨の発言をしていましたね。
「映画で大事なのは1シーン、1ショット。心に残る絵が、映画なんだ。ストーリーなんて気にしない」
結局、人に伝わるかどうか、刺さるかどうかなんて、感性の世界の話なんでしょうね。
そして、刺さってしまったら、多少の物語の矛盾は気にならなくなってしまう、たとえご都合主義的であっても奇跡を祈ってしまう、それが人の心なのでしょう。
Macの空き容量が枯渇。ここをチェックしては?
SSDになって速くなったのはいいんですけど、容量が少ないんですよね。ちょっと気を許すと、空き容量がほとんどなくなっている、なんてこと、よくありませんか?
私もMac Book Airの容量が10GBちょっとしか残ってなかったんですよね。こりゃちょっとダイエットがいるかなあ、と思って、重いファイルを調べてみたんです。
そうしたらですね。
Machintosh HD>ユーザ>(アカウント名フォルダ)
これがですね、何と35GBオーバーでした。お前、何に使ってるんだよ、そんなに! と思って、ユーザフォルダ直下の全フォルダの容量を調べたんですね。
フォルダを右クリック>情報を見る
全部の容量を足したら、あれ、3GBくらいしかない、だと?
35−3=32GB
どう計算しても30GB以上がどこかに消え去っています。パナマ文書かよ。なんだよ、これ!? と思っていろいろと調べたら、隠しフォルダがあると。
隠しフォルダって?
システムとかで使用しているため、ユーザに見せたくないファイル群のことですね。Windowsにもあって、同じくデフォルトでは見えない設定になっています。
それを表示する設定に切り替える必要があります。それには、ターミナルを立ち上げます。
Finder>左側の「アプリケーション」>ユーティリティ>ターミナル
そして、以下の文字列を打ちます。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
これで隠しファイルを表示可能になりました(半透明のアイコンで表示されます)。
※ちなみに、最後のTRUEをFALSEに変更して再び実行すると、隠しファイルを非表示に戻せます。
犯人は誰だ?
表示された隠しフォルダを確認すると、アカウント名フォルダの直下にある「ライブラリ」フォルダが30GBくらいを占めています。
さらにたどると。。。
ライブラリ>Application Support>Mobile Sync
このMobile Syncというのが容量圧迫の犯人でした。なんと、1つ5GB前後のファイルを6つくらい抱えています。
これは何なんだ!? と思って、Google先生に確認すると、答えはあっさり見つかりました。
Mobile SyncはiPhoneのバックアップファイル
iTunesを使えば簡単にiPhoneのバックアップがとれます。MobileSync内にあるファイルはそのバックアップファイルで(だから、5GBとかクソ重いんですね!)、それが蓄積しているようでした。
iTunesは外付けHDDに移送してたんですよ。だから、てっきりバックアップも外付けHDDでとっていると思っていたんですよね。盲点でした。
消す方法はとっても簡単。
iTunesを立ち上げる>メニューの「iTunes」>環境設定>「デバイス」タブ
消したいバックアップを選択して「バックアップを削除」し、最終的にOKを押します。OKを押したタイミングでバックアップファイルが消えます。
最新だけ残して他はばっさり削除。ばしばしと4ファイルほど消すと、あら不思議、なんと20GBも軽くなりました! まさに埋蔵金(笑)
という感じで、再びmacがすこぶる快調になりました。
iPhoneのバックアップファイル、なかなかあなどれないので、皆さんもお気をつけください!
「ふるさと納税」でゲットするもの
ふるさと納税、使ってますか? どう使おうか悩みませんか?
年末になると、今期分の「ふるさと納税」が締め切られます(納税の計算期間は1月〜12月です)。やるなら早くやらないと、ですよね。
今年から始めてみたんですが、これはなかなかおトクな制度なので、やらない話はないな、と感じました。使ってみて思ったことを書いてみましょう。
後半では、我が家で決めたふるさと納税の使い方指針を紹介します。
ふるさと納税って?
詳細は有力サイトにおまかせして、簡単に言うと
- 2000円支払えば
- おおよそ年収1-2%くらい自治体に税金の寄付ができて
- 米や肉など、地元の名産品をお返しにもらえて
- 寄付したお金は税金から差し引かれる
という制度です。つまり、税金を寄付すれば、品物がもらえます。免除対象の寄付金は年収の1%くらいなので、一般人なら5万円前後の寄付が行えます。
そして、特に大事なのは、税金の寄付という点。もともと支払うものを他の場所に寄付しているだけなので、財布が痛みません。
で、寄付に対する品物の返金率は30〜50%くらいらしいので、5万円ならば、2万円前後の品物をもらえる計算となります。家計のやりくりも大変ですから、2万円のものがもらえるって嬉しいですよね。我が家のように共働き家庭だと、できる寄付も2倍になりますので、わりと無視できない金額になります。
2015年までは自営業者だけが対象でしたが、2016年からはサラリーマンも対象になりました。これはやるしかないですよね。
おすすめは「さとふる」!
ふるさと納税を頼むなら、紹介サイトを使うのが一番ですね。調べればいろいろとでてきますが、我が家で使っているのは「さとふる」です。
個人的にさとふるを気に入っている理由は以下です。
- 紹介品数が多すぎない
- デザインがシンプルで見やすい
大量にずらずらと並んでいるサイトは、自分で探したい人にはいいのでしょうが、私はそこまで頑張りたくなかったので、ある程度、絞ってくれているのが便利だと感じています。
我が家ではこう使っています
鉄板は以下でしょうか。
- 毎日消費される「米」
- 日持ちがして扱いやすい「ソーセージ・ハム(加工肉)の詰め合わせ」
もらっても邪魔にならない、確実に消費する品物は非常に良いです。ただ、最初は食費の足しばっかり考えて頼んでいたのですが、そればっかりだと夢がないな、と感じ始めています。
やっぱり、普通ならお金を出してまで買わない、少しお高めでおいしいものをオーダーするのがいいですね。おいしそうなお肉とか、ボタン海老の刺し身とか。
米を注文するときは、値段あたりのkgを重視していましたが、むしろ、kgが少ない方をあえて頼み、「この米めっちゃうまーい!」みたいなのを楽しむのもありですね。
あと、贈答品として使う、というのもいいです。
送り先を選べるので、奥さんの実家を選択して送っておきました。ええ、ええ、家族円満のための、ちょっとした賄賂です(笑)。こういう積み重ねが大事ですね。
ざっとまとめると。
- 日用品をゲットする
- あまり食べない贅沢品をあえて頼む
- 贈答品として使う
なかなか、色々な楽しみ方がありますね。
ぜひ、年末までの最後のラッシュ、いろいろと検討してみてください!
格安ケータイ(iijMIO)の、速度についての感想
MVNOへの乗り換えを検討する人たちが気にするのは、私もそうでしたが、通信速度ですよね。価格が安くてもネットが使えないのでは意味がない。ネットにいつでも繋がれるのがスマホのいいところなのですから。
格安キャリアのiijMIOにMNPして早2週間。せっかくなので、速度について感想を書いておきます。
注意点として、私のネットの使い方についてです。
- 動画は見ません
- ソシャゲーはやらない
- マンガアプリ(少年ジャンプ+、ワンピース)を見ている
- インターネットの検索はよく行う
- はてなブックマークをよく見ている
- 家にはネット環境がある(WIFI接続済み)
使用端末は「iPhone SE」です。
情報はあくまでも主観に基づいたものなので、参考程度にお願いします。また、速度は水物らしく加入者が大量に増加すると一時的に遅くなることもあれば、改善されることもあります。その点もご留意ください。
全体的な速度について
普通にインターネットを見るぶんには問題ないレベルです。文字ベースで検索して、文字メインのページを見る程度なら不満は全くありません。
一方、画像が何十枚も貼られていたり、gifファイルによる簡易動画が大量に貼られているページはローディングが遅いです。何年もソフトバンクを使っていたときは特に遅いと感じたことがないので、これはMVNOの特徴でしょうね。
そんな画像だらけのページなんて、意識的に見なければたまに遭遇するレベルなので、あまり気にすることはないと思いますが。
昼飯時(12:30前後)と、帰宅時(18:30前後)はやや遅い
やや遅いと言っても、普通にインターネットを見るぶんには問題ないレベルです。
ただ、少年ジャンプとかマンガアプリを開くと、動かないですね。ものすごく待っていたら、動くのかもしれないですけど、正直、無理ーという感じです。なので、マンガを読みたいとき、この時間帯は外します。
正直、たまに動くこともあるんですけど、安定しない感じですね。重いものは無理、と思っていたほうが無難です。
さらにパケ詰まりも!
2週間のうち1日だけ、遅っ! というときがありました。
はてなブックマークでサイトを巡回していましたが、どのページも読み込みが遅くて、やってられんわー! となり諦めました。ちょうど昼休みでしたね。これがいわゆるパケ詰まりかー、と感慨深いものがありました。
たまにそういう日もある、ということでしょうか。
という感じで書いていましたが、ここ一ヶ月ほど(2017/01/28)はパケ詰まりを感じることはないです。遅いこともありますが、通信ができない状態はないです。回線が改善されたのでしょうか。
全体的な満足度
充分に及第点です。価格面での圧倒的なメリット(月額で5000円くらい安い)を覆すほどの問題は感じませんでした。
時間帯によって重いことがありますが、暇つぶしにネットを見る程度ならほぼ問題ないようです。重いものも時間を外せばOK。私はiPhoneで電子書籍を読んでいるので、重いときはそちらにシフトします。
スマホでインターネットを暇つぶしに見ているくらいの利用なら、充分に移動を検討してもいいのではないでしょうか。iijMIOから請求書を見ましたが、その月額料金を見て、思わずにんまりしました。
月額5000円って年にすれば6万円ですからね。
いやー、格安ケータイいいです。
ちなみに、あまりスマホでネット接続しない(LINEくらいしか使わない)奥さまは「乗り換え後に不満を感じたことはない」と言っておりました。
以上ご参考までに。
あと買った後に起こった不具合と、その対応についてはこちらに書いております。
2016M-1で銀シャリ優勝。出世するルールは芸能界も一緒
いやー、今年のM-1、面白かったですね。わりと毎年M-1を見ていても、そんなに笑わない私なのですが、今年はほぼ全チームのネタが楽しめました。あんなに楽しめたのは始めてで、レベル高いなーと感心しました。
そんな今年のM-1の決勝を争ったのは以下の3組。
- スーパーマラドーナ
- 和牛
- 銀シャリ
この中で、私が一番面白かったのは、スーパーマラドーナの時代劇コントでした。ずっと爆笑していましたね。逆に銀シャリは一回戦のドレミの歌のネタはキレっキレで面白かったのですが、最後の決勝は、わ、悪くはないけど、という印象でした。
なので、銀シャリの優勝はないな、1回戦のネタを決勝に持ってきたら良かったのに、残念だったな、と思っていました。
そのため、審査員の優勝者発表を見たとき、銀シャリ優勝! という結果にええええええ! と驚いたものです。
ネット(一般視聴者)の感想は?
ネットの感想を眺めてみても、スーパーマラドーナ派と和牛派はいても、銀シャリ派は少なかったです。なので、銀シャリが優勝した瞬間、やっぱり「ネットが荒れるー」状態でした。
結局、そこで落ち着いた結論は * 銀シャリは「漫才」をしていた * 他の2チームは漫才ではなくて「コント」だった
というものです。
その結論は、審査員のオール巨人が結果発表前に「漫才ということを考えると」と言っていた言葉とも重なります。
漫才だから、ということに違和感もある
ただ、個人的には、今さら決勝でカテゴリーエラー扱いはないんじゃないの? という違和感はあります。
コント風漫才を邪道だとするのなら、それは最初からルールで明言し、どんなに面白くても、予選の段階で弾いてしまうのが正しいのではないか、と。決勝の最後の最後で、カテゴリーエラーを理由にするのは、ちょっと無いんじゃないかと。
もちろん、笑いの量が一緒ならば、漫才であること、を理由に差をつけるのは賛成です。求職時の「資格」と同じだと思うんですよね。資格があるだけで採用しないけど、同じ経歴で資格の有無があるなら、それは差異になりえる、的な。
その紙一重をわける判断としての「漫才」というカテゴリ判定は納得できます。でも、決勝での会場の笑いの量は、明らかに銀シャリは他の2チームよりも劣っていました。
漫才、という縛りは、その差をも埋めるほどなのか、と考えると、納得できない部分もあります。
ただ、そこでふと思ったんですよ。出世する人間の扱いと、だいたい同じパターンだよな、と。
出世する人間は、どんな理由でもつけられて出世する
社会において、出世するにはひとつの絶対条件があります。
それは、上司のお気に入りであること。上司に気に入られない限り、出世は決してできません。有能であっても、上司に嫌われたら、出世はできません。その有能な人間を出世させず、他の少し頼りないお気に入りを優先させます。
成果が違うのだから、有能な人が出世するでしょ? というのは理想論ですね。
例えば、赤字プロジェクトを担当したとして
- お気に入り>このプロジェクトは赤字だが君は努力して立て直そうとした。失敗したが評価しよう。
- お気に入りじゃない人>このプロジェクトを立て直したのは君だが、プロジェクトは赤字だから評価できない。
お気に入りは「頑張り」を評価され、お気に入りじゃない人は「プロジェクトの結果」だけを評価されています。このように評価のものさしを変えれば、どうとでもなります。上司は、昇進させたいお気に入りの「評価できる理由」を探し、昇進させたくない人間の「評価できない理由」を探します。
だから、審査員は「漫才だから」という尺度を用いた
銀シャリ優勝の結果も、同じ方程式で割り出されたのでしょう。
正統派漫才師に勝ち上がって欲しい、という意志がそこにあり、その想いを正当化するため、「M-1は漫才の1番を決める」というルールがより厳格化されて適用されたと。
出世させたい人間が、出世するように評価軸は運営される。まさに、それがM-1で起こったものなのでしょうね。お笑いの世界も、テレビの世界も、我々のような会社人間と同じルールで運営されている、ということです。
ただ、勘違いしないでほしいのは、別に銀シャリの優勝が嫌だ、と思っているわけではないということです。
銀シャリが準決勝で見せた漫才はすごく面白かったし、決勝での漫才も技術的にはしっかりしているよなーと、安定感があありました。相当に実力のあるコンビなのでしょう。優勝にふさわしいコンビなのは間違いありません。
わざわざ出世させてくれた師匠方の眼力に背かないよう、去年のトレンディーエンジェルのように、大きくブレイクしてもらいたいものですね。