バルミューダ炊飯器サイトの「開発ストーリー」が面白い
トースターに革命を起こしたバルミューダが、ついに炊飯器を出すそうです。何というか、すさまじく期待値が高まります。
紹介サイトがこちら。
この紹介サイト、オシャンティーな造りなんですけど、よくよく文章を読んでいくと、けっこう変なことを書いているんですね(笑)
特に「ストーリー」という項目がすごく味わい深いです。
おいしいごはんの秘訣は!
まずは、おいしいご飯の条件とはなんぞや、というのが一丁目一番地であります。
というわけで、調査班が一ヶ月もの時間をかけて調べ上げ、その秘密をついに解き明かします。
「おいしいごはんの1番の秘訣は、炊飯方法よりも、高いお米です!」
いや、知ってるからwww 調べんでも、それ、みんな知ってるからwww
ていうか、それを方針とするなら、炊飯器そのものが、否定されていますよね。
でも、それが次の方針を決定づけてしまいます。
私たちは大事なことを忘れていたのです。
それなら、ご飯をおいしく炊くより、おいしいご飯を瞬間冷凍して、解凍専用の電子レンジでチンすればいいじゃないか! と結論にいたり、研究をすすめていくんですね。
液体窒素まで持ち出して、急速冷凍の実験を行うと。
でも、ある日気づいたらしいです。
私たちは大事なことを忘れていたのです。解凍したごはんよりも、炊きたてのごはんの方がおいしいということを。
知ってた! 知ってたよ、それも!w
なぜそこに、ようやく気づくんだ、バルミューダ!www
オシャンティーな背景画像の脇で淡々と語られる、微妙に狂気をはらんだ散文がなかなか笑わせてくれます。
でも、バルミューダの本気はここからだったんですね。
バルミューダ、パナソニック先輩に喧嘩を売る
ようやく正道に戻ったバルミューダは炊飯器開発に着手。そして、ある事実に気づくのです。
開発の途中、土鍋や羽釜のごはんは、炊飯中に踊っていないことを発見。お米が踊るということは、せっかくのエネルギーが運動に変わっているということにもなります。
お米が、踊るのは、無駄?
なんと。
おどり炊き、全否定!!!
「おどり炊き」といえば、パナソニックなわけです。もう、その、踊って炊くさまを、無意味だと大上段に切って捨てているわけです。
これはもう、挑戦状ですよね。バルミューダから、既存の炊飯器たちへの。「駆逐してやる!」そんな意気込みすら感じます。
攻めてますよね。それほどの自信作なんでしょうか。
で、買うの?
お値段が、税込みで4万5000円くらいなんですよね。金額的にはお高いですけど、炊飯器の価格帯って10万オーバーもごろごろしているので、価格帯としては中間ライン。買い求めやすい金額ではあります。
我が家の炊飯器は、奥さんが独身時代から使っていた定価8000円もしないであろう、ローエンドモデル。
というわけで、おっかなびっくり奥さまに相談してみると。
奥さま>いいんじゃない? 買っても。
と、満更でもない様子です。
バルミューダ炊飯器には保温機能がない、という点については「保温機能がないのは売れないかもねー」とシビアに評価していましたが、我が家では保温機能を使わないので、当面は問題ありません。
さて、あとは心を決めるだけですが、どうしたものでしょうか。