おにメモ

SIerを辞めてフリーランスになったシステムエンジニアのブログ。

初心者にモンハンを教えた手順

私がモンスターハンター(モンハン)をプレイしていると、奥さまが言いました。

嫁>モンハンやってみたい。

私としては、奥さまにモンハンを仕込むつもりはなかったのですが、本人が興味を示したのなら、断る理由がありません。

ただ、いかんせん、モンハンはとっつきにくい。その初心者に優しくない間口の狭さで挫折する人も多いです。

しかし、プレイする以上は「面白い!」と言ってもらいたいわけで、プレッシャーがかかります。「やっぱやだー」となるのは避けたいところ。奥さまは普段ゲームしない人ですからね。

そんな感じでモンハンレクチャーが始まりました。

結果、奥さまはモンハンフリークになりました。プレイ時間も200時間を超えて、最初は何もできない初心者が今や

  • 一人でクエスト受注して遊んでいる
  • ちゃんとペイントボールを投げる
  • 私がピンチのときには粉塵を使う
  • リオレウスなどは閃光玉を投げて叩き落とす
  • 3DSが壊れても、モンハンのために新型を買う

立派に一人前です。

私とのペアで、レベル10の二つ名ディノバルドを危なげなく狩るくらいに成長しました(昔は調合分含めて粉塵23発全て使い切るくらい苦戦した相手だったのに)。

リアルつながりの初心者に布教したいという男性諸君もいるでしょうから、私がどうやって奥さまを初心者から導いたのか、そのワークフローをここにまとめておきます。

初心者におすすめは大剣、なのですが

初心者に最もふさわしい武器は「大剣」です。

なぜかというと、モンスターハンターの戦闘は実質的にターン制で「敵のターン、自分のターン」を意識しなければなりません。攻撃、防御の切り替えが大事なんですね。

大剣の場合、敵のターンは納刀状態でやりすごし、相手が隙を見せたら自分のターンなので斬りかかる、というターン制の戦いを必然的に意識します。なので、モンハンの戦い方を覚えるにはちょうどいいわけです。

しかし、大剣にも欠点があって、動きがもっさりしていて、慣れるまで扱いにくいんですよね。あと、

  • 斬りかかる
  • 転がる
  • 納刀する
  • ダッシュする

という大剣の一連のサイクルをいきなりやれ、というのは混乱を招きます(実際、奥さまは混乱しました)。

というわけで、最初は片手剣です。

片手剣の初心者向けなところと、そうでないところ

片手剣の良いところは、動かしやすいところですね。抜刀したまま素早く動ける、納刀しなくても戦える。

わりと適当にやっていても、戦えて、動けます。

というわけで、片手剣(ストライカースタイル)を使わせて、まずは好きにプレイしてみなよ! というのがファーストステップです。

注意点としては

  • 片手剣固有の、武器出し状態からアイテムを使うのは教えない
  • 緊急回避(ダッシュ中にB)は教えない
  • X連打で盾バッシュが入っても指摘しない

慣れた人が意識することは、この時点で教えないでいいです。

走って採取して転がって斬りかかってアイテムを使う、という基本をマスターしてもらいます。

基本とはいえ、頭で操作をひととおり学んだレベルではなく、体で操作を覚えるレベルを目指します。簡単な討伐クエ(ドスランポスとか)なら苦労しながらも一人でクリアできるくらいでしょうか。

基本をマスターしたら、片手剣は卒業します。

理由は、片手剣って意外と難しいんですよね。

武器出し状態で間断なく戦えるという長所は、しかし、初心者にとっては攻め時と逃げ時の区別がつけにくい短所になりえます。

片手剣時代の奥さま、ずっとリオレウスが暴れようが何しようが、矢吹ジョーばりのノーガード戦法&回復薬がぶ飲みで戦っていましたからね。隙をつくんだ! と言っても、そもそも隙が見出だせず、えんえんとXボタン連打。

モンハンはリアルタイム型ターン制というのを意識してもらうには、大剣のようなメリハリをつけやすい武器のほうがいいです。

というわけで、大剣に戻る

基本的なプレイがわかっている状態なら、大剣の学習もスムーズにできるはずです。

  • ダッシュしながら隙をうかがう
  • 敵の隙とともに抜刀切り
  • ころがる>納刀
  • ダッシュして退避

この大剣の一連操作を教えます。

同時に、敵が走り回っているときは攻撃しないこと、敵の隙(絶対こちらを攻撃できない時間帯)にだけ攻撃することを説明します。

試し切りするなら、イヤンクックあたりがおすすめです。ダッシュ後に倒れ込むので、とても隙がわかりやすい。

最初は、パートナーの操作を見ながら「はい、Xで斬りかかる」「Bで転がる」「Yで納刀」「Rでダッシュ」と指示するといいでしょう。モンハンの動きの基本を覚えていれば対応できるはずです。

これが自然とできるようになる頃には、相手の隙を突く立ち回りができるようになっているでしょう。

実際、奥さまも大剣をマスターしてモンハンはターン制だということを理解してから、動きが変わりましたね。前述の通り、片手剣時代はボクシング漫画かよ状態でしたが、大剣に切り替えてからは蝶のように舞い蜂のように刺すは言い過ぎとしても、きっちり隙を突くプレイができていました。

それから、ずぶずぶとモンハンにハマっていきましたね。

攻撃を見切って、隙を突く。

まずはその、モンハンの最も基本的な、しかし、根本部分の面白さを理解してもらうのがポイントではないでしょうか。

脱初心者後の注意点

ようやくパートナーがモンハンライフをエンジョイし始めても、しかし、焦ってはいけません。

サポートは手厚くいきましょう。

  • 粉塵は調合分含めて23発フルで用意
  • ペイントボールは常にこちらで管理
  • 装備はこちらで用意する。

HP管理ができないのが、初心者です。HP半分以下でふらふらするのが初心者です。初心者とはいえ死ぬと面白くないので、粉塵は惜しみなく使いましょう。ただし、回復のタイミングの重要性もちょくちょく説明します。

ペイント管理ができないのが初心者です。ペイントボールを使いましょう。ただし、完全にゲームを把握したようなら、ペイント役を任せて、ペイントボールを投げる癖をつけさせましょう。

スキルの概念が理解できないのが初心者です。+10になればスキルが発動する、と言ってもなかなか理解できませんし、そもそもスキルの種類が多すぎでわかりません。というわけで、装備は率先して作ってあげましょう。奥さまはいまだにスキルを理解できないようで、私が装備を作っています(笑)

モンハンを一緒にプレイできるようになっても、忘れてはいけません。

パートナーは、まだモンハン道の入り口に立っただけなのですから。