おにメモ

SIerを辞めてフリーランスになったシステムエンジニアのブログ。

顎関節症? 噛むと顎からぱきっ! と音がした。私はこうした!

一ヶ月ほど前、おにぎりを食べていたんですね。大きなおにぎりを頬張ろうと口を開けた瞬間、

がきっ!

って、すごい音がしまして。そして、左頬と耳の中間あたりにある、くぼみの部分が猛烈に痛みました。口を閉じたら、痛みは収まるんですけど、開けると痛い。

どんな症状?

そもそも口が開かないんですよね。開けると痛くて開けられない、という状態ではなく、物理的に口が開かない。人差し指一本分が関の山。

ネットで調べると、指三本分入るのが、口の普通サイズだそうです。

でも、食事しないとダメじゃないですか? 飢えるじゃないですか? 

でも、口開かないじゃないですか?

堂々巡りじゃないですか?

というわけで、ハムスターみたいな感じで、必死にかりかりと前歯で削り取って食べました。前歯があってよかった。とりあえず食べることはできます。

できるんですが。

噛むたびに左顎から、ごりごり、ぼき! みたいな、体の中の大切なものが崩壊していくような音が聞こえてきます。感覚的に、一番近いのは口の中に砂利が入っているような音でしょうか。

もちろん、痛いです。痛い。

あ、これ、死ぬかもしれへん、と本気で思いましたね。

病名は顎関節症

顎がバッキバキに鳴る、痛い、と特徴的すぎる症例だったので、ぐぐるとすぐに病名が出てきました。

顎関節症

そのまんまやんけー! な感じの病名ですね。歯の噛合せが悪いと、発生しやすい病気だそうです。

確かに、噛合せに難がありました。

ずっと右で噛む癖があって、左ってあんまり使っていなかったんですよね。

そして、少し前に右の歯を治療した関係で、左で噛むように切り替えたんですけど、ぜんぜん使っていなかったせいか金属をかぶせている左の奥歯の噛合せが悪かったです。

それでも左でがしがしと噛んでいたら、左の奥歯がつるっといきなり滑ったんですよ。

で、あごがゴキッ! って音を鳴らしたのが三ヶ月前です。

あのときは一時的な痛みだけですぐ治りましたけど、どうやら、終わりではなく始まりだったようです。

治し方は?

診察する科としては、歯医者になるそうです。診察部位は顎になりますが、原因は顎ではなく歯の噛合せになるから、ですね。

で、その治療方法はというと。

歯を矯正して噛合せを改善しよう! そうすれば顎関節症にならないよ!

という治療方法があるそうですが、保険の効かない治療らしく、お値段が10万円オーバーのぶっ飛び価格でした。

ブルジョワじゃないと無理ですよね、それ。

しかも、体験談を見ていたら、絶対に治るという保証もないらしく。

いやー、それないわー、と。

他には寝ているときにマウスピースを口にはめて、ゆっくりじわじわと噛合せの違和感を取り除く、というのもあります。

こちらはお安いので、ありかなあ、と思いましたけど、よくよく考えると、これって「安静にしていましょうね」とあまり変わらない気もするんですよね。

で、どうしたの?

顎が砕けたのが木曜日。

その日は顎を動かすだけで痛くて大変だったのですが、翌日になると痛みが少しだけまろやかになっていました。噛んでも痛くないのです。

これ、もう少し様子を見たほうがいいか?

と思いました。

顎関節症はただの関節痛なので、少しくらい放置しても致命傷にはなりそうにありません。

土曜日も様子を見たら、さらに痛みが落ち着きました。噛んだときの音もなくなり、口が大きく開かない以外は特に普通と変わらなくなりました。

たまに痛みは走りましたけど、一週間も経つと消えてしまいました。

発症から一ヶ月くらい経った今だと、痛みは完全になく、口も指2本分は楽に開きます。3本もいけなくはありませんが、ちょっと無理しているな、という感じがするので自重しています。

顎が激痛を発して、さらに異音までする、びっくりする病気で、すぐ病院に行かなければ! という焦る気持はわかります。

ただ、私のケースのように数日で劇的に改善する場合もあるようなので、2〜3日様子を見てから通院の検討をしてもいいのではないでしょうか。