おにメモ

SIerを辞めてフリーランスになったシステムエンジニアのブログ。

【グルメ】激旨バームクーヘンといえば、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ!

先日、前に勤めていた会社の先輩が上京してきたので呑むことになりました。

別れ際、彼は「新宿にいかなあかん! いかなあかんねん!」とやたらと関西弁で力説していました。

どうしてですか? と聞くと、新宿の伊勢丹にいかなければならない、というのです。「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバームクーヘンを買って帰らなあかん!」

それが私と、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベの激旨バームクーヘンの出会いでした。

先輩がどれほどホレンディッシェを愛しているか

先輩の説明がわかりやすいので、だいたいそのまま文字に落とします。

「見た目はな、ただのバームクーヘンやねん。ほーん、まあ、ちょっと食べたろかって気持ちでひとつ食べるやん。ふんふん、まあ、おいしーねー、おいしーねーってなるやん。もひとつ行ったろかって食べるやん。おいしーねー、おいしーねーってなんねん。一人暮らしやし、明日に半分くらい残しておけばええかな、そこまで食べたろ、って思って、また食べるやん。おいしーねー、おいしねーってなんねん。そんでな、そんでな、気がついたらな、ホール1個分、きれいになくなって、あっれ、なんで消えてんのん? どこ行ったのん? ってなってんねん」

関西弁がよくわからない人のために翻訳すると「とてもおいしい」とのことです。

そこまでおいしいと、興味がわきますよね。さいわい新宿はいけない距離ではないので、がぜん興味がわきます。

新宿の伊勢丹でないとダメな理由

今の御時世、だいたいの食べ物はネット通販で買えます。わざわざ上京したときに足を伸ばして買うより、そっちのほうが便利が良いのではないでしょうか?

しかし、先輩は真っ向から否定します。

「あかんあかん、ちゃうねん。新宿の伊勢丹でしか売ってないやつがあって、それがむっちゃおいしいねん。あのな、新宿伊勢丹で1080円で売ってるやつ、1080円のやつな、店内で切り分けてんねん。それはオンラインでは売ってないねん。新宿の伊勢丹で自分で買いにいかんと買えへんねん。せやから、今日は絶対に新宿にいかなあかん」

2000円以上のバームクーヘンは通販でも買えるそうですが、1080円のものは店内でしか販売しておらず、それが先輩のお気に入りだそうです。

というわけで、伊勢丹新宿店まで行って、買ってきました。

開封の儀

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横のヤクルトはサイズ比較です。

なかなか味のある、レトロなパッケージですね。最近の、おしゃれでクールなものとは違う温かみのある印象です。

書いてある消費期限に注目。なんと、翌日までです(購入したのは5/20)。

奥さま「他の2000円以上のパッケージのは消費期限がもっと長かったから、これは保存料とか使わず、店の中で切り出してすぐに売ってるんじゃない?」

その心は?

奥さま「いわゆる無添加だから、変な物が入っていない。そのままの味を楽しめるってことじゃない?」

なるほど。だからこそ、先輩は1080円の店内で切ったパッケージにこだわったのでしょう。

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パッケージの中には、包み紙と一枚の紙が。そこには職人の国ドイツのこだわりが宣誓されています。

ドイツの伝統製法を守った一品の触れ込み。実に食欲をそそります。

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この包み紙を破ると

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ようやく、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバームクーヘンとご対面です。

味はどうなの?

まず、一言。すごく美味しいです。

一切の誇張なく、今まで食べていた菓子パンコーナーに売られているバームクーヘンと次元が違います。

甘さの絶妙なバランスが素晴らしいんですよね。甘すぎない、けど、充分に甘い。人類の甘味センサーの最大公約数を撃ち抜くかのような、実に精密なバランス調整がなされています。

まさにドイツ! これがドイツ!

食感も素晴らしいんですよね。

しっとりとしたバームクーヘン生地と、バームクーヘンの側面をグルリと囲むぱりぱりした砂糖菓子のコンビネーション。しっとりとさくさくが口の中で弾けて、幸福なハーモニーが広がります。

味も食感も非常に優しくて、食べているだけで気持ちが良くなります。全体的に、とても上品で繊細な味付けです。

この上流階級が好みそうな味付けは、確かに伊勢丹の売り場が妥当です。すいませんね、私のような庶民が食べてしまって。。。

先輩が「気づいたらなー、食べ終わってんねん」と評するのがよくわかります。だって、本当にきづいたら、食べ終わっていましたから(笑)。

1080円と、それほど高すぎるものでもないので、プチ贅沢品としてかってみてはいかがでしょうか? 値段以上の満足を味わえると思いますので。