読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おにメモ

SIerを辞めてフリーランスになったシステムエンジニアのブログ。

ドラゴンボール超のクリリンに学ぶ、キャリアの歩み方

未来トランクス編から面白くなったと評判のドラゴンボール超。ここしばらくはサブキャラにスポットライトがあたっていて、

と描かれるキャラが順番に変わっています。

その中で、クリリン会(75,76話)はなかなか面白く、深みがあったので思うところを書いてみようと思います。

転職前のクリリンの状況

クリリンはブゥ編の終了後に警察官へと転職します。まじめに就職する辺り、戦っていれば幸せというサイヤ人たちとは一線を画す常識人ぶりです。

個人的に、このキャリア選択はすごく正しい判断と思っていて、一般人も参考にするべきだと思うんですよね。

クリリンの所属していたグループは、宇宙最強を目指す、地球最強のグループです。

そこに所属できているだけでもすごいんですけど、序列的には下から数えたほうがはやく、戦闘ではほとんど役に立ちません。残念ながら2軍という扱いになります。

武術家としての志を捨てず、自分も地球を守る戦士なのだと頑張るクリリンですが、悟空やベジータの幼い子どもたちにもあっさり抜かれる状況とあってはさすがにジリ貧。

クリリンは自分の限界を悟り、家族を支えるために警察というお硬い職業に転職したわけです。

クリリンの転職先について

でも、これってすごくベストチョイスですよね。

もともと最強グループにいるから影が薄いだけで、クリリン自体は地球人の枠内では最強ランクです。おまけに、警察という仕事柄、武術の腕も役に立ちます。

最強グループで腕を磨くことに見切りをつけ、自分が無双できるレベルまで仕事のレベルを落としたわけです。おかげで、同僚たちはクリリンの腕前に信頼を置きます。つまり、クリリンの自己承認欲求が満たされるわけです。

この選択でクリリンは2つのものを手に入れました。

  • 安定的な収入
  • みんなが自分を必要としてくれる期待

ひたすら上を目指す、という疲れる生き方をやめて、現状の自分でも余裕を持って適用できる環境へと変わったわけです。

こういうキャリアチェンジは大いにありですよね。

自分が脱落したときの選択肢

エンジニアで例えるのなら、エンジニアである以上、技術力の高い職場で仕事し切磋琢磨したいという気持はあるはずです。そういうところで働けるのは幸せだろうけど、毎日毎日トップ集団を維持し続けるのは大変に違いありません。そして、どうしようもなく埋めがたい才能の差に絶望することもあるでしょう。

そういうとき、そこで所属する集団を変えて、自分でも重宝してもらえる職場に移るわけです。業界最高のエンジニア集団から普通のエンジニア集団に移籍すれば、そりゃもう周囲に自分以上の凄腕はいないわけです。

楽に働けて活躍できる環境なんて、最高ですよね。

日本のプロサッカー選手も、上へ上へ、活躍したら日本から欧州だ、欧州でもトップチームだと上を目指す人が多いです。もちろん、彼らはサッカー道を極めたいわけですから、それは理解できます。でも、なかなかトップトップの集団でやれる人も少なく、だんだんと出場機会を減らし、輝きを失っていく傾向が強いです。

そのとき、トップトップにしがみつくより、やっぱり、少し下げるのも勇気かな、と思います。

人間、レベルの高い場所で必死にもがくより、少しレベルを下げて自分を必要としてくれる人と一緒に心地よく働く、研鑽するというのは、そう悪くない選択肢だと思います。

でも最後には

現実に即したよい転職だったと思っていたのですが、エピソードの最後の最後で、何とクリリンは武道家への出戻りを決意します(笑)

えええ!?

という感じですね。

ただ、このあたりもなかなかリアルで、トップトップの領域でやっていた人が、レベルを落とした世界で満足できるのか、というのは大きな問題です。そりゃ退屈ですよね。クリリンからすれば、すべての一般人の動きなんて止まって見えるわけですから。

それでも普通なら家族がいることを理由に現実と妥協するわけですけど、クリリンは違います。クリリンは再び自分のいた場所へと変える決意をします。

物語の住人とは、すなわち英雄であり、英雄である彼らはそう簡単に現実に妥協することはできない、という業を背負っています。ここで再び高みを目指す、という選択はもちろんそうでしょう。だって、そうしないと物語が締まらないですから。

警察官を辞めたのかどうかはよくわからないのですが、なにげに如才ないクリリンなので、そこらへんはうまく兼業でやっていると期待しましょう(笑)