モンスターハンターワールドの公開情報への雑感(2017/06/18)
モンスターハンターの新シリーズとして「MONSTER HUNTER: WORLD」が発表されました。
『モンスターハンター:ワールド』プロモーション映像①
グラフィックスを見る限り、 今までのシリーズとは雰囲気がかなり違います。生物/地形としてのリアルさが全面的に出ています。
おそらくは海外市場を取りに行くための戦略でしょう。
モンハンは日本だと圧倒的な販売数を誇っていますが、海外ではそれほど人気が高くない、というのは周知の事実です。
開発者のインタビューでも海外への意識が言葉の端々にあらわれています。
公開されているインタビューは以下のとおりです。
電撃オンライン http://dengekionline.com/elem/000/001/538/1538583/
ファミ通 https://www.famitsu.com/news/201706/14135490.html
ゲームウォッチ http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1065192.html
ただ、合同インタビューだったのか、そもそも表に出せる情報が少なすぎるのか、ほとんど内容は同じです(笑)
インタビューの内容がうまくまとまっているのは、以下でしょうか。
プレイデモで明かされた14の変化を総まとめでご紹介 http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1065869.html
以下、個人的に気になったことへのコメントです。
マップについて
読んだ内容から察するとこんな感じです。
- クエストで訪れる単体のマップはシームレス
- ただし、各マップにつながりはない
つまり、渓流マップ内、地底火山マップ内ではシームレスではあるが、渓流マップから地底火山マップに歩いていくことはできない(ルートとしてつながっていない)、ということでしょう。
つまり、エリア間の切り替えがなくなる、というイメージでしょうか。
エリアの端に引きこもったモンスターを攻撃するとエリア移動が発生して、ぜんぜん攻撃ができずいーってなる現象がなくなりますね(笑)
武器は全14種類
武器種の削除はないそうです。
リアル志向の高いグラフィックで各武器がどう描かれるのか楽しみです。
動画だとライトボウガンが完全にマシンガンみたいになってましたが(笑)
歩きながら回復できる(ガッツポーズ廃止)
これはなかなか思い切りましたね。
モンハン初心者>なんだよ、このガッツポーズ、いらね!(怒)
モンハン中級者>あのガッツポーズが駆け引きなんだよ(達観)
と成長してくのがモンハンなのですが、その象徴たるガッツポーズを削除してしまうと。
外国人にはウケが悪いらしいですからね、あのポーズ。
加えて、ダメージを数値化して効果をわかりやすくする変更も、外国市場を狙うための施策でしょうね。
モンスターには生態系がある
Aモンスターを引っ張ってきて、Bモンスターの縄張りに入れて、AとBを戦わせる、という戦い方ができるそうです。
既存作品だと、なぜかハンターばかり狙われるという理不尽さがありましたが、それはなくなりそうです。
自然を利用した、漁夫の利的な戦法は新しい遊び方になりそうです。
でもまあ、最終的には、ガチガチ装備でひたすらモンスターの頭を叩きまくるのが速い、といういつもの感じになるんでしょうけどね(笑)
ワールドは意欲作
かなり挑戦した作品だと思います。
モンハン自体、最初にリリースされてから10年以上たっています。
正直、ゲームシステムとしては「古い」んですよね。変えなければいけないのはみんなわかっているのですが、売れているタイトルだけあって、そう簡単に大きな変化は加えられません。今までのファンを失う可能性もありますからね。
なので、いろいろと細かいフィーチャを追加しながら10年間続いてきましたが、さすがにもう限界、というわけでのワールド投入でしょう。
ナンバリング(5)ではなく、ワールドという別名にしているのは、その保険です。あまり売れなかったり、不評だったらワールドは単体で打ち切って、今までの流れのモンハンへと回帰する。もしも売れれば、ワールドの流れで次を作っていく。
というわけで、今後を占う意味でも、大きな分岐点になる作品かと思います。
モンハン好きとしては、情報を追いかけていきたいものですね。