おにメモ

SIerを辞めてフリーランスになったシステムエンジニアのブログ。

【ネタバレ無し】ゼルダの伝説 Breath of the Wildの感想

私の記憶が確かならば、もともと期待値の低かったニンテンドーSwitchが一気に注目を集めたのは、Switch版ゼルダの伝説が話題になったからだと記憶しています。

辛口になりがちなAmazonのレビューでも大絶賛の嵐、ネットの評価も絶賛、絶賛、絶賛。

曰く、神ゲー。

ここまで評価されるゲームもそうありません。

それはぜひやってみたい。

そう思い、Switch版ゼルダの伝説を購入したのが1ヶ月前。で、本日ついにラスボスを倒してクリアしました。

そんなわけで、神ゲー「ゼルダの伝説」をプレイした感想を書きたいと思います。

プレイ時間はどれくらい?

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クリアまでのプレイ時間は75時間。

クリア後に表示される達成率は17.28%でした(ミニクエストやアイテム図鑑のコンプなど、クリアが必須ではないものの達成状態)。

軽く100時間以上は遊んでいたと思ったのですが、意外とそうでもありませんでした。

ちなみに、攻略サイトは見ていません。

ゼルダシリーズは「知恵の輪ゲー」の側面が非常に強いので、その中でも屈指の名作と言われる本作を楽しむのなら、事前知識は無しで挑んだほうがいいかもしれませんね。

で、面白いの?

面白いです。

どれくらい面白いかというと、プレイ中はブログも更新しなかったし、スプラトゥーンも休んでいました。それらよりも優先度を高くしても惜しくないくらいは楽しかったです。

どこでも書かれていることですが、「広大な世界を探検する」という感じがたまらないんですよね。

非常によく出来ているな、と思ったのは「マップの高低が激しいところ」です。ただ単純にマップが延々と横に広がっているのではなく、とても起伏に富んでいます。

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これにより、水平移動ではなくて「マップを上から攻める」という選択があります。

で、基本的にこのゲーム、高いところから移動したほうが有利です。というのも、

  • 高い=視界が広くて遠くが見える
  • パラセールというグライダーのおかげで、飛び降り移動が安全かつ素早い

マップ踏破の戦術として、横だけではなく縦が使えるのが非常に面白く、攻略してやろう探検してやろうという気持ちを刺激してきます。

これが本当に楽しく、ついついマップを走りまくってしまいます。

欠点はないの?

そうですね。欠点はなくもないです。

どこを見ても絶賛記事ばかりなので、あえてネガティブなことも書きますと、だいたい私の「ゼルダ面白い曲線」は以下の通りでした。

  • 序盤(チュートリアル):評価保留。よくわからん
  • 前半(パラセールと馬を手に入れてから):おお! 面白い!
  • 中盤(たぶん50時間くらい):神ゲーや、神ゲーや
  • 後半:ちょっと飽きてきた

最初は操作に慣れていないのもあって、それほど楽しめませんでした。

それが一気に花開くのは、馬とパラセールが手に入って行動範囲が広がる頃ですね。リンクの操作にも慣れてきて、マップを踏破する楽しみがわかってきます。

この頃は本当に探検が楽しくて、目的地に行こうと思ったら、変な場所があったので寄り道して、寄り道していたら、さらに行きたい場所が見つかって寄り道して、その寄り道の最中に、また別の場所へと寄り道していく、見たいな感じでした(笑)

寄り道から寄り道への無限連鎖!

でも、自分から進んで寄り道していくのは実に楽しいです。やらせているのではなくやっている感。「あー、寄り道してるわーはやくイベントすすめなきゃなー」と思いながらも楽しすぎて、にやにやしながら寄り道を繰り返す幸福感。

Switch版ゼルダの伝説は10時間から40時間くらいが一番楽しいんじゃないかなーと思います。

ただ、残念ながら後半は楽しい「探検」にも飽きがきて、作業感が強くなってきました。

探検のパターンとコツがわかってきたからですね。

リンク自身も強くなっているので、「探検して強くならなければならない」というモチベーションも以前より減っています。

そうなると、それほど探検もわくわくしてこないんですよね。

もちろん、それでも充分にゲームとしては「面白い」ですけどね。

ただ、前半ほどの熱量はなくなってきた、と言うのは事実です。

以前ならば、面白そうなクエストが依頼されたら寄り道してでもこなしていましたが、後半は「まあ、クリア後でいいかな。。。」と後回しになっていきました。

探検が面白いゲームだからこそ、探検が一段落してくると停滞していくのは避けられないかもしれません。

まとめ

Switch版ゼルダはなぜ神ゲーなのか、という問いについては「高低差を駆使してマップを攻略していく戦略性が非常に楽しい」と答えます。

ゲームのマップ、特に3D系は移動に時間がかかるため「目的地へと進むための退屈なルート」になりがちですが、それを「探検するためのわくわくする空間」に再定義したのは素晴らしいです。

そういう意味では、Switch版ゼルダは野心的であり、革新性の高いゲームです。

今までの「知恵の輪ゲー」としてのゼルダらしさを保ちつつ、新しいゼルダの形も提示している。そんな作品です。

話題になるだけの中毒性は確かにありますので、Switchを持っているのなら購入した方がいいゲームではありますね。